【緊急声明】
パレスチナ・ガザの事態に際し、
イスラエル、ハマスの即時停戦を強く求める

パレスチナ・ガザ地区では、死者が1万5千人を超え、その4割は子どもと報じられている。病院や学校への空爆も行われ、ユニセフによると、「子どもたちの墓場と化し」と伝えられ人道上極めて深刻な状況に直面している。
 全国食品ロス削減研究会は、中国四国地方で、事業者や農家・個人から食品の寄付を受け、それを必要としているグループや個人に無償で提供しつつ、多くの人が安心して暮らすことのできる社会の構築をミッションに日々活動と研究に邁進している団体である。今回の戦争により、パン一切れの最低限の食料さえ入手が困難となり、多くの命が危機に瀕しているガザ地区の人々の惨状を看過することはできない。
 事態は急を要する。戦争による被害者がこれ以上に生まれることは避けなくてはならない。このような認識から、全国食品ロス削減研究会は、イスラエルとハマスは戦争を即時停戦することを強く求める。

2023年11月20日

全国食品ロス削減研究会 代表  原田 佳子
                 副代表 難波江 任
                 理事  糸山 智栄
                 理事  今村 主税
                 理事  土手 政幸


【Emergency Statement】
On the Occasion of the Situation in Gaza, Palestine,
Israel and Hamas urge immediate ceasefire

In the Palestinian Gaza Strip, the death toll has reportedly exceeded 15,000, 40% of which are children. Hospitals and schools have been bombed, and according to UNICEF, the area has "turned into a graveyard for children" and is facing an extremely serious humanitarian situation.
The National Food Loss Reduction Study Group is an organization that receives food donations from businesses, farmers, and individuals in the Chugoku and Shikoku regions and provides them free of charge to groups and individuals in need, while striving daily to conduct activities and research with the mission of building a society in which many people can live without worry. We cannot overlook the devastation of the people of the Gaza Strip, many of whose lives are in danger as a result of the war, as they have difficulty obtaining even the minimum amount of food, a slice of bread.
The situation is urgent. We must avoid creating more victims of war. In recognition of this, the National Food Loss Reduction Study Group urges Israel and Hamas to cease the war immediately.

November 20, 2023

National Food Loss Reduction Association
Chairperson Yoshiko Harada
Vice Chairperson Tsutomu Nabae
Director Chie Itoyama
Director Chikara Imamura
Director Masayuki Dote





PRESSRELEASE(2025.6.30)

食品ロス削減・フードバンク活動に関する書籍

食から未来変えるフードバンク

~続・瀬戸内食品ロス削減団~

☆編著者
 全国食品ロス削減研究会 全役員
  全国食品ロス削減研究会 代表 原田 佳子(社会福祉法人正仁会あいあいねっと代表)
  えひめフードバンク愛顔 代表 難波江 任(NPO法人eワーク愛媛 理事長)
  フードバンク山口 理事長   今村 主税(山口県立大学 国際文化学部 准教授)
  フードバンク岡山 理事長   糸山 智栄(岡山県学童保育連絡協議会 会長)
  フードバンク香川 理事長   土手 政幸(香川県職員)
 特別寄稿
  京都大学人文科学研究所教授  藤原 辰史
☆出版社 クリエイツかもがわ  ☆定価 2000円(税込 2200円)
☆構成  A5判・180ページ

☆Webサイト https://www.creates-k.co.jp/genre/shakai/10832/

環瀬戸内の5つのフードバンク団体が中心になって全国食品ロス削減研究会を設立して6年。その創設メンバーがそれぞれの立場と思いで執筆した新たな書籍がリリースされました。
今回は、京都大学の藤原辰史先生にもご寄稿いただき、食と農業、経済、福祉、平和の問題も取り上げています。
私たちフードバンカーが抱いている「フードバンクが必要無い世の中」「食品ロスが無く、食料に困る人が居ない世界」という通底した思いが、ページの隙間や行間、文字間から漂ってくる内容になったと思っています。
書籍の収益金は、フードバンク活動や研究会運営に活用させていただきますので、情報を広く発信いただけますと幸いです。よろしくお願い申し上げます。

第1章 フードバンクのディープな世界(多様性と社会的意義)
第2章 成り立ちも活動も個性的な5つのフードバンク
第3章 近年のフードバンク食料配布システム
第4章 ネットワーク型フードバンク活動の始まり
第5章 フードバンクの正体!?(あいあいねっとの活動をとおして)
第6章 食から変える(フードロス問題の背景)

ISBN978-4-86342-394-7 C0036



<この情報に関するお問合せ>
特定非営利活動法人eワーク愛媛(担当:難波江<なばえ>)
 えひめフードバンク愛顔 本部事務局 新居浜市萩生1309-1
  TEL 0897-47-4307 FAX 0897-40-6648
  携帯TEL 090-4333-4308 E-mail eworksehime@gmail.com




「全国食品ロス削減研究会」 設立趣意書

現在、食料のロスと廃棄をめぐる状況は、世界的に深刻化しており、これらがもたらす環境への影響は、社会問題になっている。とりわけ、食料の多くを輸入に依存し、その依存を政策的に軽減しようとしている我が国が、一方で、大量の食料をロスし廃棄することは、深刻度合いが大きい課題といえる。

FAO(国際連合食糧農業機関)は、「世界の食料ロスと食料廃棄(Global Food Losses and Food Waste)」の発表によって、世界の食料生産量のおよそ3分の1である年間13億トンもの食料が失われ、廃棄されているという問題を提起した。この資料が発表されたのは、2011年6月であり、我が国が未曾有の大災害である東日本大震災から立ち直ろうとしている時期でもあり、我が国の食品ロスの発生状況が更に注目されることになる要因の一つにもなった。

その後、2015年9月、国連持続可能な開発サミットにおいて「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030年アジェンダ」が採択されており、このアジェンダである17の目標と169のターゲットからなる「持続可能な開発目標(SDGS)」で「2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たり食品廃棄物の半減、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食品損失の半減」が示されている。このことが、現在の世界的食品ロス削減機運を醸成しつつあり、我が国の食品ロス削減の取り組みにも影響を与えていると言えるだろう。

上記の状況下にあって、我が国の食品のロスと廃棄に関する取り組みや研究は、「食品ロスの削減に向けた検討会」(農林水産省2008年開始)を経て、2013年「食品ロス削減国民運動」(農林水産省など6つの府省が主体)が開始されており、今後、国民への浸透を含めた展開が期待されるところである。

一方、食品ロス削減と生活困窮者自立支援、地域再生などを趣旨として、近年、活動が活発になっているのがフードバンク事業であり、現在、100以上のフードバンク団体が国内で活動しているとみられ、国民レベルでの食品ロス削減に取り組んでいる。

このような背景のもと、我々研究会は、我が国の政治的・経済的状況や、国民の消費動向、環境の変化および、食に関する価値観の変化などに基づいて、食品のロス・廃棄の発生状況、食品ロス削減方法の在り方、フードバンクの在り方・運営方法などについて、地域に密着した検証を行い、合わせて、他地域の事例や海外の状況などに基づいた臨地研究を実施することにより、将来にわたり食品ロス削減と地域再生に寄与することを趣旨として活動する。

2019年8月31日

全国食品ロス削減研究会

 現在、国内で発生する食品ロスは、年間464万トンと推計されています(農林水産省2023年度推計値)。
この量以外に買替後の備蓄食料、生産者や選果場などで廃棄される農作物などを合わせると、更に多くの食料が廃棄されていると考えられます(2021WWF&Tesco)。
 一方、我が国は、食料自給率は38%(2023年度、農林水産省発表値・カロリーベース)であり、輸入食料を頼る状況が続いています。
 さらに、食べることに困難を抱えている相対的貧困世帯も増加傾向にあり、近年物価高も続いています。
 私たちは、持続可能な経済活動や生産活動などのシステムをどう構築するのか、食品ロスと生活困窮者支援を趣旨とするフードバンク活動の役割はどうあるべきか、食品ロスを出さないための食の価値観(イートシフト)をどのように形成させていくべきか、この研究会で議論し、調査し、政策提言しています。

全国食品ロス削減研究会 概要

設立 2019年8月31日
拠点 (下記お問い合せ先参照)
役員 (以下プロフィールのとおり)

【代表】
原田 佳子(はらだ よしこ)
1952年生まれ、広島市在住。
社会福祉法人正仁会フードバンク部門あいあいねっと代表。
全国食品ロス削減研究会代表。

【副代表】
難波江 任(なばえ つとむ)
1960年愛媛県生まれ。特定非営利活動法人eワーク愛媛理事長(えひめフードバンク愛顔代表)。
えひめ地域こども食堂ネットワーク共同代表。博士(農業/農業経営学分野)

【理事】
糸山 智栄(いとやま ちえ)
1964年生まれ、岡山市在住。
特定非営利活動法人フードバンク岡山理事長。
岡山県学童保育連絡協議会会長、株式会社えくぼ代表取締役。

【理事】
今村 主税(いまむら ちから)
1971年生まれ、山口市在住。博士(工学)。
現在特定非営利活動法人フードバンク山口理事長、
山口県立大学国際文化学部情報社会学科准教授。

【理事】
土手 政幸(どて まさゆき)
1967年生まれ、高松市在住。
特定非営利活動法人フードバンク香川理事長。
仕事(行政)でフードバンクと出会い、2012年から活動を開始、2014年にフードバンクを法人化。

これまでの主な活動内容

2019年8月31日  設立総会および、「SDGsと食品ロスの関わり」セミナー(岡山市)開催
         (講師 特定非営利活動法人 持続可能な開発のための教育推進会議 副代表理事 池田満之氏)

2020年2月9日   食品ロス削減シンポジウム in にいはま(新居浜市)開催
         講演「SDGsと食品ロス削減を考える」、
         パネルディスカッション「食品ロス削減推進のための意識と行動」

2020年12月19日 第2回 全国食品ロス削減シンポジウム in 広島(広島市)開催
         講演「減らそう食品ロス -若い世代に向けて-」
         講師 京都大学大学院 地球環境学堂 准教授 浅利美鈴氏

2021年3月24日  全国食品ロス削減研究会学習会(広島市)開催
         講演「コロナ禍の食品ロスとフードバンク」
         講師 愛知工業大学経営学部教授 小林富雄氏

2022年1月23日  フードバンク活動シンポジウム(富山県射水市/フードバンクとやま主催)
         代表・原田、副代表・難波江シンポジストとして参加

2022年4月10日  書籍「瀬戸内食品ロス削減団」上梓

2022年5月28日  「瀬戸内食品ロス削減団」出版記念セミナー
         講演「食品ロスの発生の現状と削減へのアクション」
         講師 当研究会副代表 難波江任

2023年11月18日  シンポジウム「食から変える -フードロス問題の背景-」(広島市)開催
         基調講演 京都大学准教授 藤原辰史氏

2023年11月20日  緊急声明発表
         「パレスチナ・ガザの事態に際し、イスラエル、ハマスの即時停戦を強く求める」

2024年1月15日  能登半島地震の被災地への食料輸送
         (研究会フードバンクとフードバンクとやま連携)

2025年3月15日  フードバンク&食品ロス削減シンポジウム in にいはま(新居浜市)開催
         基調講演「フードバンク活動と食品ロスを考える」
         講師 当研究会代表 原田佳子

当団体への寄附について


◆法人がフードバンク団体に支出した寄附金については、一般の寄附金として一定の限度額までが損金に算入されます。
◆認定NPO法人等などの特定のフードバンクに対する寄附金については、一般の寄附金とは別枠で損金算入限度額が設定される税制上の優遇措置があります(当団体は認定NPOではありません)。
◆金銭以外の資産(食品等)を寄付した場合には、その寄附金の額は、その寄附した時の価額(時価)によります。

農林水産省「フードバンクへの寄附に係る税制上の取扱い(法人が支出した寄附金の損金算入等)について」より抜粋
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/recycle/syoku_loss/foodbank/pdf/foodbankzeisei.pdf


◆当団体への直接ご寄付はこちらの口座にお願いします。
【店名】ゆうちょ銀行 【記号】15120 【口座番号】60998551
【名義】全国食品ロス削減研究会(ゼンコクショクヒンロスサクゲンケンキュウカイ)

お問い合せ先

全国食品ロス削減研究会 Facebook:@FoodLossReduction

本部事務局 社会福祉法人正仁会フードバンク部門あいあいねっと
      〒731-0221 広島県広島市安佐北区可部3丁目9-21
      TEL:082-819-3023 Email:aiainet@nagominosato.jp
      URL:https://aiainet.org/foodbank2

愛媛事務局 特定非営利活動法人eワーク愛媛(えひめフードバンク愛顔)
      〒792-0050 愛媛県新居浜市萩生1309-1
      TEL:0897-47-4307 FAX:0897-40-6648
      E-mail:eworksehime@gmail.com
      URL:https://eworkehime.kojyuro.com

山口事務局 特定非営利活動法人フードバンク山口
      〒753-0851 山口県山口市黒川1159-13
      TEL:080-3565-9640(事務局) FAX:083-963-4157
      E-mail:foodbank.ymg@gmail.com
      URL:https://fbymaguchi.org

香川事務局 特定非営利活動法人フードバンク香川
      〒760-0017 香川県高松市番町一丁目10番35号
      TEL:087-861-2233 FAX:087-861-2664
      URL:https://kagawaken-shakyo.or.jp/volunteer/foodbank.html

岡山事務局 特定非営利活動法人フードバンク岡山
      〒700-0867 岡山県岡山市北区岡町14番9号 岡町ビル202
      (えくぼホームヘルパーステーション)
      TEL:086-239-5303(廃棄物工学研究所)
      E-mail:info@webfb-okayama-com
      URL:https://fb-okayama.com


【開催終了】2025年3月15日(土)シンポジウム開催のお知らせ

フードバンク&食品ロス削減シンポジウム in にいはま
~食から変える・考える、フードバンクとフードロス~


2025年3月15日(土)あかがねミュージアムにて開催いたしました。
沢山のご来場ありがとうございました!




フードバンクとこども食堂や福祉活動との連携による、食品ロス削減や
福祉、防災に関する効果と課題の今と未来を考えるシンポジウムです。

日時 2025年3月15日(土)13:00~16:00(開場 12:30)
場所 あかがねミュージアム 多目的ホール
   (愛媛県新居浜市坂井町)JR新居浜駅隣接の建物です。
内容 13:00~13:45 開会
   13:45~14:45 基調講演「フードバンク活動と食品ロス削減を考える」
           講師 フードバンク広島あいあいねっと 代表 原田佳子
            (全国食品ロス削減研究会 代表、元・美作大学教授)
   14:45~15:45 パネルディスカッション「フードバンク活動の地域連携、ネットワーク連携」
           パネリスト NPO法人法皇パートナーズ 代表 星川浩史氏
                 (フードバンク食料活用団体/こども食堂中間支援団体)
                 新居浜市社会福祉協議会 権利擁護課長 白川達也氏
                 (フードバンク食料活用団体)
                 耕力農園株式会社 代表取締役 岡寛氏
                 (食料提供団体/農業生産・販売/フードバンク支援)
           コーディネーター NPO法人フードバンク山口 理事長 今村主税
                    (全国食品ロス削減研究会 理事/山口県立大学准教授)
   15:45~15:50 閉会挨拶 NPO法人フードバンク香川 理事長 土手政幸
                (全国食品ロス研究会 理事)
   15:50~16:30 交流・個別意見交換



チラシ(pdfファイル)


フードバンクと食品ロス削減についての入専門書上梓

瀬戸内食品ロス削減団 ~フードバンク活動入門~

☆編著者
全国食品ロス削減研究会 全役員
えひめフードバンク愛顔 代表 難波江 任(NPO法人eワーク愛媛 理事長)
フードバンク広島 代表    原田 佳子(美作大学 特任教授)
フードバンク山口 代表理事  今村 主税(山口県立大学 看護栄養学部 准教授)
フードバンク岡山 理事長   糸山 智栄(岡山県学童保育連絡協議会 会長)
フードバンク香川 理事長   土手 政幸(香川県職員)
☆出版社 クリエイツかもがわ
☆定価  1800円(税込1980円)
☆構成  A5判・2色・154ページ
☆Webサイト https://www.hanetama.net/

環瀬戸内海のフードバンク団体が創設した全国食品ロス削減研究会がフードバンクと食品ロス削減についての入門から専門分野までわかりやすくまとめた書籍をリリースしました。

第1章 早わかりフードバンク フードバンクのこと、環瀬戸内海の5つのフードバンクの特徴

第2章 食品ロスと格差社会とフードバンク 食品ロス・格差が生まれるしくみ、フードバンクの歴史

第3章 わが国の食品ロス発生 食品ロス発生経緯、発生状況、食生活の近代史

第4章 食品ロス削減のアクション開始 社会変化と食品ロス、政策提言

食品ロスを進める行政担当者、食品関連企業、生産者、こども食堂などの直接関係する皆さんだけでなく、若い方に分かりやすく説明しているので、高校生、中学生、大学生、教育関係者の方にもお勧めです。 売上は、各フードバンクの活動資金となりますので、情報を広く発信いただけますと幸いです。よろしくお願い申し上げます。

<この情報に関するお問合せ>

特定非営利活動法人eワーク愛媛(担当:難波江<なばえ>) えひめフードバンク愛顔 本部事務局

新居浜市萩生1309-1  TEL 0897-47-4307 FAX 0897-40-6648 
携帯TEL 090-4333-4308   E-Mail t-nabae@eiai-works.jp 

以 上

瀬戸内食品ロス削減団上梓PR(別紙)【PDF形式】