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理事長プロフィールHEADLINE


難波江 任(なばえ つとむ)

1960年、新居浜市生まれ。企業勤務時代の人事・労務経験を活かし就職支援のための企業を2002年に設立。2003年、求職弱者支援活動を継続して行うためNPOeワーク愛媛を設立し現職。以後、宿泊型の自立支援や職業訓練などを活用して、働くことに困難を抱える若者の就労支援を続けながら、求職弱者の受け皿を確保するための地域おこし・地域再生活動、人材育成事業を行っている。
一方、地域の食文化、食品ロス削減に関する研究を継続中である。 
有限会社永愛ヒューマンリソーシズ代表取締役、一般社団法人えひめシップリサイクル研究会理事を兼務。併せて、地域再生活動団体愛媛大学地域再生マネージャー・アカデミー会長を務める。

愛媛大学大学院 連合農学研究科 単位取得退学。博士(農学/愛媛大学)。

Q.なぜ就業支援、そして地域再生事業を始められたのですか?


四国中央市の大手製紙会社に就職し、人事・労務担当として、採用業務も任せられていました。30代後半の年齢になり、サラリーマン人生の折り返し地点の頃、職業安定所の職員の方で、障がいをもつ若者に付き添って就職支援する姿に出会いました。その熱心な姿に刺激を受け、就労支援を決意。長期にわたる無業の若者など求職弱者の就労支援を行うNPO法人を、2005年11月に設立しました。
その後、自立支援事業や職業訓練などで収穫した農作物を活用して食品を開発し、若者と共に、イベントで調理・販売するようになりました。
新居浜・大島特産の「しろいも」を使った餡ドーナツや「にいはま太鼓焼き」などです。食の開発・調理・販売の体験は、若者の自立支援にとって、ものづくりの一貫した体験ができる点で非常に有効な手段でした。
それと、就労支援の出口に必要なのは、受け皿の確保です。地域が元気になれば、受け皿の確保も容易になります。そのことが、地域おこし、地域再生に取り組み始めたきっかけです。


Q.今後の取り組みについて、どういったことをお考えですか?

近年、我が国は、地域が縮小し、消滅する地方都市もあるのではないかと言われています。私は、地域が縮小するのではなく、人が縮小するのだと考えています。人が縮小するとは、その地域の人の考えが縮小してしまうことではないでしょうか。
人が縮小すると、地域も縮小してしまうのは、ごく当然のことですよね。
つまり、我が国の地域再生に必要なのは、人づくり、人おこし、そしてコミュニティの再生ではないかということです。これからは、この「人と地域・コミュニティの再生」に力を入れていいきたいと、思っています。
人が明るく生き生きと、ノビノビと、爽やかに生きていける地域には、縮小も消滅もありえないと思うからです。



フードバンク事業

様々な分野のプロフェッショナルが働いています。
様々な分野とは、我々の法人運営とは少しかけ離れたカテゴリーのものもあります。例えば、営業のプロ、広告制作のプロ、介護福祉のプロ、農業のプロ、電子回路のプロなどです。それぞれメンバーがそれぞれの生き様やキャリアの中で、築いてきたプロフェッショナルとしての力ですね。
就労支援には、様々な悩みを持ったクライエントの対応が必要です。就職先にも様々な希望を持っています。それぞれのプロの意見がその時に生きるのです。そして、ある分野でプロとしての力が出せる人たちは、必ず、違う分野でもプロとして活躍できると信じています。






就労支援チームリーダーHEADLINE

ひとりでも多くの無業者が一歩前進する助けになりたい

加藤 大地

<経歴>
1976年 西条市生れ
2007年より県内初の若者自立塾事業で支援担当スタッフを経験したことから、以降ニートやひきこもりの若者の自立事業に関わっている。

■「就労支援事業」の意義と思い

自分自身、就労で苦労したことがないため、就労に困っている人がこんなに多く社会にいることに驚きを感じ、なんとかしなければという気持ちになった。特に、兄弟や友人と変わらない年齢の若い人たちのニートという若年無業者が多いことが、自分の背中を押し続けているのだと思う。
最初は、手探りで支援に関する仕事をはじめ、今では様々な経験をしてきたが、若者たちが最終的には自分の力と決断で、自分の問題解決をしていけることに、喜びとやりがいを感じている。
これからは、自分と同じように、就労支援活動を行っていける人たちの育成に取り組んでいきたい。


地域再生チームリーダーHEADLINE

人の愛顔(えがお)と笑い声が好きだ!

三好 康之

<経歴>
1959年 西条市生れ
大手企業で生産システムや予算管理に携わった後転職。
多くのニートが地域に存在するという事実を知り、その後の半生は、就労支援に捧げたいと思っている。

■「地域再生事業」で世界が変わる

人の笑い声を聞いたり、愛顔(えがお)を見て気分を害す人っていないですよね。だから、私も正直にそれを人に伝えるんですよ。自分が好きだから、大好きな「人の愛顔と笑い声」を多くの人に届けたいと思っているんですよね。自然な衝動です。
その自然な衝動を仕事にしている。幸せな日々ですよ。
そして、イベントや食による地域おこしの取り組みは、人に愛顔や笑い声を届けながら、それが地域再生・地方創生につながる。地方が元気になって、地域が明るくなって、そしてそこに住むみんなが愛顔になって笑い声であふれる。
愛顔と笑い声が、次々と愛顔と笑い声を生み出すんですよね。
単純だけど簡単じゃない。そんなところに生きがいを感じて取り組んでます。

地域再生事業チームリーダーHEADLINE

世界最小の産直市は地域活動の拠点

川井 康陽

<経歴>
産直市・買物弱者支援事業に携わり3年目。趣味はガーデニング。

■産直市と地域の関わり

買物弱者支援事業に携わり、地域おこし事業にも携わりましたが、この世界最小の産直市は、今後の私のライフワークとして続けていきたい仕事の一つです。
近隣のお年寄りへの買い物弱者支援と販売活動やお年寄りとの関わりを通じて行っている若年無業者の就労体験の場として活用していますが、まだまだ事業の改善の余地があるところにやりがいを感じています。
この産直市のあり方には、他の地域の他の直売所とは違った意義があると思っています。私なりに、その意義を更に発展的に提供できるよう、考えていきたいと思っています。

 

2018年6月30日現在のデータにもとづきます。